弁証法と止揚(アウフヘーベン)
止揚(Aufheben)
あるものを、そのものとしては否定しつつも契機として保存し、より高い段階で生かすこと。弁証法において、正(テーゼ)と反(アンチテーゼ)が衝突し、合(ジンテーゼ)へと昇華される運動を指す。
- 例: 「花は美しい」+「花は枯れる」=「花は枯れて実を残す」
- 三段論法に矛盾を取り込むことで議論にダイナミズムが生まれる(就活の長所/短所の語りにも応用可能)。
- 関連: 西田哲学の「絶対矛盾的自己同一」。
三位一体
一つのものが形を変えて3通りに見えること。元ネタはキリスト教の、父なる神・子なるキリスト・聖霊が神において繋がっているという教義。一者と多者の関係というモチーフは弁証法的構造とも通じる。
ニヒリズム
価値の根拠が崩れた状態への態度。
- 積極的ニヒリズム: すべてを無価値と捉えたうえで、だからこそ何をやってもよいとする態度(YOLO的)。「糧にならないと思ってやらない」のではなく、なんでもやるのがよい、という立場に近い。
- 消極的ニヒリズム: どうしようもなく今を生きるだけの態度。
大局的に見れば人生に意味はない、という前提を引き受けたうえで、それでも行為を肯定する点が積極的ニヒリズムの要諦。