ゲーム理論

複数の主体が相互に影響しあう状況での意思決定を解析する分野。

主要トピック

このクラスタで挙げられている柱:

  • 囚人のジレンマ
  • ナッシュ均衡
  • Minimax定理
  • CFR(counterfactual regret minimization)アルゴリズム

Minimax定理

ゼロサムゲームにおける 2 つの戦略

  • ミニ・マックス戦略:最大損失を最小化する戦略
  • マックス・ミニ戦略:最小利得を最大化する戦略

は同じ結果(ゲームの値)をもたらす、というのが Minimax 定理。線形計画の強双対定理と双対性で結びついており、最適化問題としての側面を持つ。CFR は不完全情報ゲーム(ポーカー等)でナッシュ均衡に収束させる反復手法。

関連: control-theory-laplace / bayesian-statistics / _moc-math

ポーカー GTO戦略

テキサスホールデムを題材にした、ゲーム理論にもとづく戦略の整理。

プレイスタイルとポジション

  • ハンド: ルース(レンジ広め) / タイト(狭め)。
  • 攻撃性: アグレッシブ(高頻度レイズ) / パッシブ(コール寄り)。
  • ポジション: SB/BB、アーリー(UTG)、ミドル(MP)、レイト(HJ/CO/BTN)。後ろのポジションほど広いレンジで参加できる。

ハンドレンジ

参加可否の判断基準。ポジションが前ほど強いハンドが必要(UTGは相当強くないと戦えない)。色分けしたレンジ表(紺>赤>黄(UTG)>緑(MP)>水色(CO)>白(BTN))で、前の人がレイズしたら1色上で判断、2色上ならリレイズ(基本3BET)、コールドコールは避け4BET or fold。

ベットサイズ

ドライなボードは小さく(25〜35%)、ウェットなボードは大きく(55〜80%)。SPR・ナッツアドバンテージ・3ベットポットを考慮。バリューベットとブラフの比率が鍵。

GTO (Game Theory Optimal)

  • ソルバは部分ゲームのナッシュ均衡を計算する。根幹は CFR(counterfactual regret minimization) アルゴリズム。
  • 可搾取量(exploitability): GTO戦略と比べてどれだけ損するかの期待値。0なら最適。
  • エクスプロイト(相手の癖を突く)は最適反応戦略。レギュラーとレクリエーショナルをスタッツ(リンプ/ドンクの頻度)で見分けて使い分ける。
  • WebAssembly + Vue.js でブラウザ動作のGTOソルバ(WASM Postflop)を開発した事例も収集。

用語

ポラライズ(両極端なハンド)、ナッツ、ブロッカー(自分のハンドから相手のレンジを絞る)、プリフロップ。

関連

  • 数学的背景はgame-theory(Minimax定理・CFR)。
  • 守備の押し引きという点でmahjongとも発想が通じる。
  • _moc-math