コード進行
コード を時間的に並べたもの。キーから導かれるダイアトニックコードと、その機能(T/SD/D)の流れで設計する。
ダイアトニックコードと機能
Cメジャーの四和音ダイアトニックは CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7-5。一般化して IM7 IIm7 IIIm7 IVM7 V7 VIm7 VIIm7-5。
- トニック(T):
IM7 IIIm7 VIm7(安定) - サブドミナント(SD):
IIm7 IVM7 - ドミナント(D):
V7 VIIm7-5(緊張、トニックへ解決したい) - 基本の循環は
|: T T S D :|。ポップスはこれを適当につなぐだけで曲になる。
キーと近親調
- 平行調(
C↔Am、同じ構成音)、同主調(C↔Cm)、属調(G)・下属調(F)。 - T/SD/D の関係にある調を近親調と呼び、転調・借用 の足場になる。
- 調の選択も流行があり、2021年は
Ab majorが多いという分析もある。
定番進行(度数表記)
- 1564進行(Let It Be進行)
Ⅰ Ⅴ Ⅵm Ⅳ - 王道進行 / 4536(4536進行)
Ⅳ Ⅴ Ⅲm Ⅵm… J-POPの5曲に1曲。前半明るく後半暗いメロウな浮遊感。Ⅲm→Ⅶで泣きのコードに。 - 小室進行 / 6451(6451進行)
Ⅵm Ⅳ Ⅴ Ⅰ… 『千本桜』『残酷な天使のテーゼ』 - カノン進行
Ⅰ Ⅴ Ⅵm Ⅲm Ⅳ Ⅰ Ⅳ Ⅴ… ベース下行が定番。使われすぎて逆に使われなくなった。 - 丸サ進行 / 4361(4361進行、Just the two of us進行)
Ⅳ Ⅲ Ⅵ Ⅰ… 『丸の内サディスティック』。リリースカットピアノと併せてボカロで多用。 - 1625進行
Ⅰ Ⅵm7 Ⅱ Ⅴ7(ジャズ。後半が ツーファイブ) - 枯葉進行 2514、6251(Cycle Progression の一部、Fly me to the moon)など。
クリシェ
ルートを固定し内声を半音で動かす Ⅰ → Ⅰ+ → Ⅰ6 → Ⅰ7。安定感を出しAメロに向く。全声部を下降させる「疑似クリシェ」もある。田中秀和 の常套句。
五度圏
12のキー/コードの距離を円環で表す(五度圏)。左へ進みたくなる動き=ドミナントモーション、セカンダリードミナント や 裏コード を視覚的に把握できる。
→ クラスタ全体: _moc-music-dj