加群

お気持ち

環の外部構造.
現実では数は単位を伴うことが多い(ex. 40km/h * 2h = 80km)
長さの80には足し算と定数倍が考えられるが, 積は面積になってしまうので定義できない.
このような環の構造を反映した世界について調べるのも重要.

定義

:環, アーベル群とスカラ倍で

を満たすものを左A加群という.
右から なら 右~.
A: 可換環ならA加群
:左加群の

: 環, 集合

  • 加法:
  • スカラ倍:

とすると加群となり(零加群),とかく
が体のとき,加群は ベクトル空間 となる(ベクトル空間の一般化).

  • ベクトル空間は体上の 加群

準同型

2つの -加群 , 写像 準同型 であるとは,

また, に対し,

: 全単射 の時, 同型

  • 両者は同じ構造を持ち区別できない

部分加群

-加群 の部分集合が の演算で -加群になるとき,部分加群

商加群

環に対して, 剰余環を考えたように, 加群に対しても部分加群 に対し, 差が になるのをまとめて,

を考えると, 自明な-加群の構造を持つ. これを 商加群 という.

準同型定理

-加群間の準同型とすると,

が成立.
特に同型 により与えられる.

証明

の元のうち0に飛ぶ元を0と思い, のうち の行き先だけを考えているので当たり前.

加群の系列

-加群 , 準同型 で,

加群の系列 という. この系列が 完全 であるとは, が常に成り立つことを言う.

  • が単射 が完全

  • が全射 が完全

  • 準同型定理 を意味している.

  • 余核(cokernel)

  • 余像(coimage)

完全列

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周辺概念

参考文献