加群の直和とHom加群
問題
可換環 A, M,Lt(1≤t≤s) を A加群,
HomA(t=1⨁sLt,M)≅t=1⨁sHomA(Lt,M)
を示せ.
- HomA(S,T): A 線形写像 :S→T の全体=加群から加群を作る操作
- これはA加群 になる (∀f,g,(f+g)(x)=f(x)+g(x),(af)(x)=f(ax))
- L∗:=HomA(L,M)
直和のHom加群はHom加群の直和と同型
各 Lu は ⨁t=1sLt の部分加群だと見做せる.
Lu≅{(0,⋯,xu⋯,0)⊂t=1⨁sLt∣x∈Lu}
写像 x∈Lu→⨁Lt∋(⋯,x,⋯) を考えることでこれを束ねる.
この時,

圏との関連
- 加群から加群を作る操作
- 線形写像から線形写像を作る操作
が良い性質を持っている(分裂補題)
定義
A線形写像 f:X→Y に対して,
- f が 分裂単射(split mono) であるとは ∃g:Y→X,(g∘f=1X)
- f が 分裂全射 (split epi) であるとは ∃g:Y→X(f∘g=1Y)
各々において, g を f の splitting という.
定理
A加群の 完全列
0→Lq←↪iMj←↠pN→0
に対して, i が 分裂単射 ⇔ p が 分裂全射
- q,j どっちかがあれば他方も存在
- 分裂単射の splitting は分裂全射
- 証明のあらすじ:
M≅L⊕N
証明
https://youtu.be/uToCYM71KRw?t=1225
参考文献