剰余環
お気持ち
余りが等しくなる数 0+6Z,⋯,5+6Z 同士で足し算や掛け算が出来るので環構造を持つ.
I を0だと思う.
定義
差が イデアル I に属するものをまとめた a+I 全体
R/I:={a+I∣a∈R}
に自然な環構造
- (a+I)+(b+I)=(a+b)+I
- (a+I)(b+I)=ab+I
を定めることが出来, これを R の I による剰余環と呼ぶ.
定理
イデアル対応定理
R: 環, I: イデアル のとき,
I を含む R のイデアルと R/I のイデアルは1対1に対応する.
I⊂J なイデアル J に対して, Φ(H):={a+I∣a∈J} が対応して,
R/I のイデアル Kˉ に対して, Ψ(Kˉ):={a∈R∣a+I∈Kˉ} が対応する.
証明
Φ(J),Ψ(Kˉ) がイデアル, Ψ(Φ(J))=J,Φ(Ψ(Kˉ))=Kˉ を示す.
お気持ち
この対応は包含関係をもつ. J1⊂J2⟹Φ(J1)⊂Φ(J2) (Ψ も同様)
R のイデアル全体を I(R) とする.
環の内部構造を簡約化して部分的に調べることが出来る.
参考文献