Blackadder Chord

イキスギコード・田中aug・分数aug とも呼ばれる経過和音。Naug/(N+2) の形を取る分数オーグメントで、構成音は [0, 2, 6, 10]Cblk = C9-5omit3 に相当)。表記は @

構造と用法

  • ドミナントから派生した 代理コードV → Blk → I の形で使われやすい。
    • ex.『灼熱スイッチ』B7 → Baug/F → Em(= V7 → Blk → Im
    • 「イキスギ化」: B7 → Baug/F のようにドミナントを置換する。
  • 1+/#4 → 4M7 で用いられることも多い。
  • ホールトーンスケールを含むため転調の前に置くと効果的。Augは展開しても同じ音なので扱いやすい。

関連和音

Half-diminished seventh chord やトリスタン和音、Hendrix chord(dominant7 #9)、So What chord などと響きの上で近縁。

楽曲での実例

田中秀和 が多用することで知られ、トライトーンの扱い全般が巧み。花ハ踊レヤいろはにほ では Ⅰ-Ⅰ+-Ⅰ6-Ⅰ7 クリシェの直後に置いて転調を確定させる用例がある。アニソン界隈で「分数aug」として話題化した(Cymbals からの影響系譜)。

→ クラスタ全体: _moc-music-dj