オートマトンと形式言語
計算モデルを表現力の階層で整理する計算理論の基礎。受理する文字列の集合をそのオートマトンの言語と呼ぶ。
有限オートマトン (FA)
状態遷移図で表される最も単純なモデル。DFA (状態・入力アルファベット・開始状態・受理状態・遷移関数)。遷移先が一意なら DFA、そうでなければ NFAだが、NFA は必ず DFA に変換でき表現力は同じ。受理できる言語が正規表現。限界として は受理できない。
プッシュダウンオートマトン (PDA)
有限オートマトンにスタックを付けて履歴を記憶できるようにしたもの。 を受理でき、FA より表現力が高い。PDA で受理できる言語が**文脈自由文法 (CFG)**(生成規則で定義、いわゆる構文解析の対象)。限界として は受理できない。
チューリングマシンと決定不能性
- 万能チューリングマシン: 別の TM の記述をテープ入力として受け取り、その動作をエミュレートする TM。
- 停止性問題: 任意の TM が停止するか判定する TM は作れない(決定不能)。ゲーデルの不完全性定理(証明も反証もできない命題の存在)や連続体仮説とも関連する。
関連
- 構文解析は言語処理系、計算モデルとしてはλ計算と等価。
- _moc-prog-lang